備忘録

宇都宮といえば餃子

1990年頃から始まった餃子による町おこしが成功し、すっかり餃子のイメージが定着している宇都宮。
酢だけをタレとするのがそもそもの宇都宮スタイル。正統な宇都宮餃子として評価されているのは「みんみん」「正嗣」「香蘭」といった老舗。しかしどの店も営業はほとんど20時まで。この日は到着が21時と遅くやむなくチェーン店の「宇都宮餃子館」へ。
定番らしいスタミナ・ニラ・椎茸・シソなど6種盛となる焼き餃子をオーダー。飲み物はもちろん黄金の組み合わせとなるビール。
熱々焼きたてではあるが普通の冷凍餃子。チェーン店化された観光客向けの店。町おこしするならば宇都宮餃子のレベルをあげないと評価は下がる一方だろうな。
スタミナ健太くんも泣いている・・・。

宇都宮餃子館 東口駅前店 （餃子 / JR宇都宮駅）
★★☆☆☆ 1.5

月曜ランチは牛タンカレー

都内唯一の路面電車「都電荒川線」の東池袋四丁目駅そば住宅街にある「牛タンの店 多津よし」。
仙台の牛タン発祥の店とされている「太助」で修行した店主の店。驚くほど肉厚で柔らかい牛タンがいただけます。
こちらの月曜限定ランチメニューがタンカレー。テールスープをベースとした味わい深いカレー。もちろん肉厚の牛タンがごろりと入っています。これで800円はお得。やはり月曜ランチは牛タンカレー。

牛舌の店 多津よし （牛タン / 東池袋）
★★★★☆ 4.0

マグロを求めて三崎港へ

週末を使って三崎までのマグロツアー。しかもお酒を飲むために車を使わなかったために電車〜バスを使っての遠い道のり。
辿り着いた目的の店は各種メディアでもよく取りあげられる「くろば亭」。
行列ができることで有名ですがこの日は幸運にもすんなり入店。こちらではマグロだけではなく三崎港で揚がる新鮮な魚を提供してくれるようです。
しかしこの日の目的はマグロ。オーダーはマグロ船沖料理コース。マグロの珍味三品、刺身、コロッケ、ハンバーグ、カマ焼きがコース。刺身は大トロ・中トロ・赤身。なんといっても赤身の美味さに驚き。他の料理も十分に旨いマグロ料理。しかし、期待が大きすぎたのか三崎までこなくても十分に食べられたような気も。後で考えると三崎港のマグロは世界各国から水揚げされるためか冷凍中心なのだと気が付いた。
ただし、いろんなマグロの料理法のバリエーションがあるのは間違いない。他のテーブルで大げさに出されていたでかいカマ焼きは旨そうだった。他の地魚料理もかなり魅力的。

世界中の乱獲によりマグロの漁獲量は制限。元気のない三崎港を見て、これからも旨いマグロ食べ続けられるかが心配になってきた・・・。

くろば亭 （無国籍料理 / 三浦半島その他）
★★★☆☆ 3.0

麒麟菜館

怒濤の中華シリーズ。台北に本店の初支店が何故か赤羽にある「麒麟菜館」。
新どっちの料理ショーやＪスポーツなど各種テレビでよく紹介される店のようです。ここはもちろんミーハーに出演記念コースをオーダー。
なかなかレベルが高いくらげ・蒸し鶏などの四種前菜盛り合わせからスタート。確かに美味いメディアによく登場の海老マヨ、何故かパイナップルも入ってました。チンジャオロース、焼売、炒飯、コーンスープ、杏仁豆腐まで全7品で1500円はお得。海老マヨを除いて特別な美味しさはないけれどもどれも平均点以上。総合的にはコストパフォーマンスは高い。

ホントに偶然ですが最近中華料理ばかり。しばらく中華はいいかな・・・。

麒麟菜館 （中華料理 / 赤羽）
★★★☆☆ 3.0
 

ディープ川崎にて中華

珍しく川崎で夕飯を食べる機会があり、訪れたのは「天龍」。

店頭にある看板には「天下一いずま」との表示・・・まずいを逆さから読んでうまい・・・なのか。川崎ならではキャッチコピーに微妙に腰が引けながらも入店。
馬蹄型カウンターに座り、まずは定番餃子にビール。餃子は273円、ビールはキリンラガーの大瓶のみ。餃子は熱々で出てきたけれどもちょっと具がスカスカ値段からはこんなものかな。追加オーダーはもやし炒め。これがビールのあてとして絶品。素湯が美味いのだと思われます。締めの一品で五目やきそばとしましたがこちらは油っぽくて今ひとつ・・・。
確かに料金は安いけれども、味は通常の街の中華店レベルとして特筆するポイントはなし。
店の佇まいや客層に川崎を感じる一店。

天龍 銀座街店 （中華料理 / 京急川崎）
★★★☆☆ 2.5

   

池袋西口の三大中華名店

池袋西口本格中華シリーズ。知音食堂、 楊の四川2店舗に続くのは中国東北料理の「永利」。この三店は日本人より圧倒的に中国人が多いのが特徴。耳に入る会話は常に中国語です。
中国東北料理は山東、四川、広東、福建などのいわゆる中国八大料理には入りませんが、ピーマン、ナス、ジャガイモ炒めなどに代表される豪快・素朴な味、安くて美味いのが特徴。
この永利はそんな中国東北料理の代表格。定番の皮はパリパリ具はジューシーな鉄鍋餃子、海老たっぷりの春巻きで乾杯したあとは、卵とトマトの炒めとセロリとジャガイモの炒め物。どちらも素朴で優しい味わい。しかもボリュームたっぷり。
この店の一番のお薦め「東北醤大骨（豚の背骨タレ煮つけ）」に辿り着けず。次回は一品目でオーダーの予定で再訪。

永利 西口店 （中華料理 / 池袋）
★★★★☆ 4.0

痺れる味

池袋西口は中華の穴場。しかも場所柄のせいか、どの店も本場の味に近いと評判。Dancyu他かなりのメディアに頻繁に登場する評判のお店「楊 池袋店」をランチタイムに初訪問。
オーダーは麻婆豆腐定食。以前は苦手だった辛さを最近克服したといい気になっていました。さすが本場の味付け。辛さに加えて、山椒がかなり強烈な仕事をしていて痺れます。
麻婆豆腐自体は確実に旨いのですが、味覚の麻痺と噴き出す汗に勝てず最後まで完食できず残念・・。次回リベンジいたしたい。

中国家庭料理 楊 池袋店 （中華料理 / 池袋）
★★★★☆ 3.5

かにチャーハンの店

渋谷でランチ。以前から気になっていた「かにチャーハンの店」へ。
かにたまチャーハン・蟹みそ汁・中華ネギ鶏（唐揚げ）の780円セットをオーダー。ちなみに看板メニューのかにチャーハンは単品480円とかなり安い。
オープンキッチンなのでカウンターの目の前でチャーハン作ってますが、ものすごい火力の上で中華鍋が豪快にふられてご飯が炒められてます。出てきたのはホントにお米がパラパラに仕上がったチャーハン、それにとろとろの蟹玉が乗っています。
さすが「かにチャーハンの店」と名乗るだけあって自慢の一品。手頃かつスピーディなランチとして活用できる店。

かにチャーハンの店 渋谷店 （中華料理 / 渋谷）
★★★★☆ 3.5

上海蟹の季節

長く続いた夏も終わり、つかの間の秋となりました。ようやく迎えた上海蟹の季節。
揚子江河口周辺淡水に生息する蟹が上海蟹。9〜10月は産卵の卵を抱えた雌が美味しく、11月になると精巣を抱えた雄が美味い。夏に動いた蟹が、シベリア風の寒さにより動かなくなり、蟹みそや肉が一気に蓄積されるこの季節が上海蟹のシーズン。
一般的にはそのまま蒸して醤油・黒酢・砂糖・紹興酒・生姜を混ぜたたれで食す。目玉の後ろにある菱形の胃と白いエラ以外は食べられます。
この日は1ハイ800円の激安ノーブランド上海蟹。やっぱり蟹みそも蟹肉もすかすかで美味しくない。最高級ブランドとされている「陽澄湖産」はブルーのタグが目印ですが、日本に輸入されなくなるという記事も。

新宿御苑のヌーベルシノワ

新宿御苑近辺にはレベルの高い中華の店が多い。大木戸門そばにあり、ヌーベルシノワと定義づけされる店の中でも特に評価が高い「礼華」にてランチ。ヌーベルシノワとは中華料理にフレンチの手法を取り入れた中華の新しいスタイル。
入り口横の竹林が目印。竹林の裏には広いテラス席となっており天気の良いには気持ちよさそう。おちついたインテリアはいわゆる中華料理の店は一線を画す。
平日ランチで12時前の訪問でしたがほぼ満席。オーダーはイカの黒胡椒炒め。あっさり上品な味付けで美味しい。1000円のランチとしては合格点だが、満足度では近くにある中華の名店古月のほうが上。天気の良いにテラスを利用した休日ランチで訪問し再評価したい。

礼華 （中華料理 / 新宿御苑前）
★★★☆☆ 3.0