The Raconteursは目新しいアプローチなどなにもない'50年〜'70代的な正統なロック。しかし、何度聞いても格好良い。朝の通勤電車でも、iPodから'Store Bought Bones'がかかった瞬間いっぺんにジャックの世界に引きずり込まれます。The White stripesが持つ'仕掛け'みたいなものが必要ないストレートさが良い感じ。
UKロック復活を宣言できる傑作デビューアルバムを出したのはArctic Monkeys。UKロック好きならば必ず評価する作品。楽曲演奏歌ともに素晴らしい王道的ロック作品。
The White stripesと並んで新世代のロックの担い手The Strokesの3枚目。衝撃のファーストシングル'Juicebox'。これがThe Strokesかと思うくらいごりごりのハードロック。デビューアルバムIs This Itで体現したシンプルなRockからの変化には驚きますが、しかしどこから聴いてもThe Strokesサウンド。今年の元旦リリースでした。
次点は'Corinne Bailey Rae 'これもヘビロテで聴きました。レビューはこちら。けっこう、女性ボーカル好きなんですよね、Didoとか。
特別賞はPlans / Death Cab for Cutie。2005年のCDなので対象外ですが聴いたのが今年なので。レビューはこちらに。ジャケットの写真通り、夜の海にたゆたう感触が素晴らしい。サウンドプロダクションが完璧。気持ちが疲れていた時期にずっと聴いていました。
Reissuesは結成25周年を迎えたR.E.M.がI.R.S.時代の音源から自らセレクトした'And I Feel Fine...The Best Of The I.R.S. Years 1982-1987'未発表曲20曲付き。初期のR.E.M.の良さに再びはまりました。巷ではまったく話題にならなかったアルバム。やはりR.E.M.は日本人受けしないのか・・・。
お気に入りのバー'Sweet Music Bar SORA'に遊びに来たU2のボディガードからマスターが貰ったボノのサイン入りピック!! 写真のお裾分けをいただきました。 ピックの後ろのまっすぐなまなざしのジャケットはU2初期の代表作War。さいたまスーパーアリーナライブでも演奏された'New Years day'や'Sunday Bloody Sunday'をといった初期のヒット作を含む1983年発売の3作目。
ボノが日本に残していった痕跡に触れることができて、あの感動のライブの記憶がまざまざと甦ります。
ハイライトはなんと言ってもWhere the Streets have no Name 〜 One。Where 〜はこれぞU2という曲。いつもの赤い照明をバックに、どこまでも駆け上がっていくようなエッジのギターに高揚していきます。気が付くと歌って叫んで跳ねて・・・。最高の盛り上がりの中ボノの呼びかけでスタンドの観客が携帯をかざしました。アリーナが小さな光で溢れて幻想的な風景となった中で始まった曲は
"One"!この曲は英国の音楽専門チャンネルVH1 でThe Nation's Favorite Lyric(イギリス人が好きな歌詞)1位にも輝いた曲。ボノがオーディエンスにも歌って欲しくマイクをむけてましたが反応は今ひとつ。私はちゃんと歌えましたよ。
Well it's too late
Tonight
To drag the past out
into the light
We're one
But we're not the same
We hurt each other
Then we do it again
We got to carry each other
Carry each other
One
ボノが優しく歌い上げてエッジのギターが絡んでいきます。鳥肌がたって、涙腺も緩んでいく感動の瞬間。
"With or without you"や新曲"Windows in the Skies"などを含む二度のアンコール。最後の曲はボノの「ヒサシブリ」という紹介で始まったのはRattle and Hum収録の名曲"All I Want is You"。 いつまでもこの空間にいたいと心から感じる至福の145分間が過ごせました。U2と一体になれた夜。最高のライブでした。
U2 Vertigo Tour November 30, 2006 Second night at the Saitama Arena ◆Setlist 1.City of Blinding Lights 2.Vertigo 〜 She Loves You 3.Elevation 4.Until The End of the World 5.New Year's Day 6.Beautiful Day 〜 Blackbird 7.Angel of Harlem 8.The First Time 9.Sometimes You Can't Make It On Your Own
10.One Tree Hill
11.Sunday Bloody Sunday 〜 Rock The Casbah
12.Bullet The Blue Sky
13.Miss Sarajevo
14.Pride (in the Name of Love)
15.Where the Streets have no Name
16.One
17.The Fly 18.Mysterious Ways 19.With or Without You 〜 Shine Like Stars
20.Window in the Skies
21.Desire 22.All I Want is You
The Rolling Stones1967年発売アルバム"Their Satanic Majesties Request "。ビートルズのサージェントペッパーズへの対抗作とした作品と言われています。ストーンズファンの中ではアルバムとしての評価はかなり低いのですが、ZEPのジョン・ポール・ジョーンズがアレンジした六曲目"She's a Rainbow"が私のお気に入り。当時のミックの恋人でアイドル・シンガー&女優でもあったマリアンヌ・フェイスフルのことを歌っているようです。
歌詞は単純で
She comes in colors everywhere; She combs her hair She's like a rainbow Coming colors in the air Oh, everywhere She comes in colors
久々にアルバムレビュー。今年出会ったバンドの中で最高のお気に入りDeath Cab for Cutie。ワシントン州出身4人組、シアトルのインディレーベルからのデビュー。
2005年発売、彼らの5枚目フルアルバムでメジャー移籍後の初作品"Plans"。
いつもの美しいメロディに磨きがかかり、澄み切ったギターの音色とタイトなリズムチーム。ゆっくりと繰り返されるリズムに、透明感たっぷりのピアノとアコースティックギター。シンプルな音から生まれる瑞々しい音色が、ベン・ギバートの繊細で優しいボーカルと重なり合り、音の波となって素晴らしく胸に迫る。ヘッドホンで聴くとよくわかるこだわりのディテールまで、パーフェクトの美しい音の空間を作り上げた最高のプロデュースはギタリストでもあるクリス・ウォラ。 静かなシンセから淡々とマーチのリズムで始まる"Marching Bands Of Manhattan"から全11曲45分静かに響き渡る音の流れに浸る。魂が解放される至福の時間。
ここ二ヶ月激しくヘビーローテーション。R.E.M.の"Automatic for the People"、U2の"The Unfogettabale Fire"と共に棺桶に入れて欲しい1枚。
全収録曲を全て別の監督で撮影したPV集のDVDもリリースされています。amazonからの商品到着待ち。美しい音楽と映像イメージとのシンクロが楽しみです。
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