表参道のイタリアンでランチをしていたときにかかっていたのはジョニ・ミッチェルのベスト版"Hits"。名盤"Blue"収録の'California'は曲名のわりにテラスに注ぐ日光とはアンマッチだとか'Both Sides Now'は40年前の曲とは思えない輝きを持っている・・・などと感慨深く、すっかりジョニ・ミッチェルが最近のヘビーローテーション。
ジョニ・ミッチェルをキーワードに、新しい音探しを目的にネット検索していてみつけたのがレイチェル・ヤマガタ。彼女は日系3世の父親と、イタリア人とドイツ人のハーフである母親を持つ日系4世。ビジュアルも良いですね。なお、本人が書いた全曲解説&バイオグラフィーはこちらに。
思いがけない出来事と名付けられたデビューアルバム"Happenstance"は2004年6月の発売。ピープル誌では「ジャジーなサラ・マクラクラン、ファンキーなノラ・ジョーンズ」と評されたとらしい。本人が認める通りキャロル・キング、リッキー・リー・ジョーンズの影響を感じさせます。また、ある曲ではジャニス・ジョップリン、ジャジーな曲ではジョニ・ミッチェルの影響も。しかし、独特の大人びたハスキーボイス、独学で習ったというピアノから生まれるリフはオリジナル。彼女の持つ感情の表現力とあいまってレイチェル・ヤマガタ独自の世界を作っています。ジャンル的には少しロックよりでしょうか。デビューアルバムにしてジョニ・ミッチェルやリッキー・リー・ジョーンズの領域近くに来ているスケールの大きさ、今後更に広がっていく可能性を感じます。
このアルバム"Happenstance"は私にとっては今後長く聴ける愛聴盤となることが確実。リリースから既に約2年半経過していて今更ではありますが、上記の女性ボーカル&ピアノ好きの方にはお薦め。早く二枚目が出ないかな。楽しみ。
初めまして。
音ログの新着でたまたまお見掛けしお邪魔しました。
Rachael Yamagata、良いですね。
実は過去にちょっとだけ仕事で関わったことがあったのですが、彼女の本質はLiveだとより一層刺さります。
キャラクターが物凄く微笑ましいのに、鍵盤の前に座った途端、情念を絞り出すようなパフォーマーに豹変。
USでのロードが忙しいのか所属レーベルの都合か、なかなか次のアルバムが届きませんしコンサート来日も無いですが、もし機会があればご覧になってみてください。
お邪魔いたしました。。。
投稿情報: ごう もしくは・・・ | 2007年1 月14日 (日) 09:59
>ごう もしくは・・・さま
コメントありがとうございました。
彼女のピアノはLiveで聴きたいですね。重いピアノ音にハスキーボイス・・・体験されたごう もしくは・・・さんがとても羨ましいです。
そろそろ発売とされる二枚目のアルバムも楽しみですが、併せて来日公演が実現できれば必ず行きたいと思います。できたら小さな箱でやっていただけたら最高ですね。
投稿情報: kazuh | 2007年1 月14日 (日) 10:49