神楽坂駅から徒歩3分、飯田橋駅からは神楽坂をまっすぐ登って10分、4階に入っている隠れ家的ダイニングバー「国産酒バー Naorai」。入り口にはメンバーズ・オンリーの案内がある紹介制のバーです。
店名の由来は、祭事が終わったあとに、神酒等の供え物をいただく宴を直会(なおらい)と呼ぶことが所以のようです。2007年3月開店。
最大の特徴は飲み物、食べ物全て国産へのこだわりです。日本酒・焼酎はもちろん、地ビール・ワイン・スパークリングまで全て国産、しかもいずれもこだわりの品々。女性マスター自ら蔵元を巡って探し当てたものが多数のようです。
地ビールは最近人気の宮崎「ひでじビール」や大阪「箕面ビール」など、日本酒は「あさ開」「日置桜」などこちらも通好みの一品。
料理も国産のお酒に合う各地の特産品をラインナップ。外れ無し、素材の味を引き出した美味い料理ばかり。
月ごとによって地域特集など企画もあるようです。ちなみに2008年11月の地域企画は静岡県特集で、黒はんぺんなどの静岡の味に静岡産のお酒を各種揃えているようです。
国産品の実力を改めて感じたのがこちらでいただいた長野産のワイン。小布施ワイナリーの小布施メルロ・オーディネール(2006,Soga Pere et Fils Ordinaire Merlot)。 Naorai同様に国産葡萄、自社醸造100%にこだわる小布施ワイナリーのデイリーワイン。開封したてでは少し堅い印象がありますが開いていくことに溶け込んだ柔らかいタンニンが特徴的なバランスのとれたワインでした。国産品らしく和食に良く合うワイン。
ピアノジャズのBGM、ブルーベースの落ちついた照明、ゆったりとしたテーブルと椅子にこだわりの食器、マスターのホスピタリティが行き届いています。接待にも使える個室から、一人でものんびり楽しめるカウンターまで、ゆったりと寛げる大人の店。
Naorai (ナオライ) (ダイニングバー / 牛込神楽坂、神楽坂)
★★★★★ 4.5
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