いつもはノワール、翻訳ミステリーや直木賞系作家などが読書の中心なのですが、今回は珍しく芥川賞系の本をまとめて購入。
1. パーク・ライフ / 吉田修一
第127回芥川賞受賞作 中編二編収録
これはさらりと読破。公園という日常の舞台の中で、ふとしたきっかけから始まるやりとり、微妙な距離感、日常風景の描写などをドラマ的ではなく、淡々と心の揺れなどを交えつつ、緩く書いております。
最近は、これでもかという人物の書き込み、ドラマチックな話の展開、騙し騙され・・・などという本ばかり読んでいたのでたまには良いかも。肉などのメインディッシュばかりでは飽きるのでたまに野菜を食べたくなる感じです。
2. しょっぱいドライブ / 大道珠貴 第128回芥川賞受賞作
3. 妊娠カレンダー / 小川洋子 第104回芥川賞受賞作
4. センセイの鞄 / 川上弘美 谷崎潤一郎賞受賞作・・第115回芥川賞受賞作家
5. ヒート アイランド / 垣根涼介
以上五冊池袋Libroにてまとめ買い。特に芥川賞受賞作品を買いたかったというわけではないのですが、たぶんそういうコーナーでまとめて買ってしまったということだと思います。
小川洋子は「博士の愛した数式」が秀逸だったので楽しみ。「ヒート アイランド」はあきらかに脂身たっぷりの「肉」系ですね。2冊目以降はこれから読みます。気が向いたら書評でもそのうちに。
「パーク・ライフ」を読んでいて気が付いた事が一つ。芥川賞系の本にロックは合わないということ。
決して、blurではない訳ですね。
Park Life !!
投稿情報: けいご | 2006年8 月28日 (月) 22:34
やはりPark LifeといえばBlurだよね。2002年にかかれた作品だからその辺からインスピレーションはあったかも。そういえば微妙に犬が出てきたような・・・。私も気になって調べましたが、歌詞とは直接的関係ないみたい。
投稿情報: kazuh | 2006年8 月28日 (月) 23:03
ではいっその事、大衆文芸部門の優等生、直木賞作品とロックとの組み合わせは?
奥田英朗の「伊良部先生」シリーズなんかぴったりだと思うのですが。ぐふふ・・。
小川洋子さん、魅力的な作家さんですよね。
「博士~」の余韻さめやまぬうちに数冊続けて読みましたが、多彩な切り口、作品ごとに温度差があって幅の広さに感心しました。
独特のミステリアスな世界も嵌る要素ですね。
投稿情報: 弥勒 | 2006年8 月29日 (火) 10:17
>弥勒様
「伊良部先生」シリーズ大好きです。私もあんな大人になりたい・・・。看護婦がまた・・・。
えーっと、直木賞とロックは相性完璧です。違和感無く読めます。最近のお勧めはスリーピースバンド、The Police,Stereophonics,Placebo辺り。
小川洋子さん良いですよね。このあたりの突っ込みはさすが弥勒さんだな〜。
投稿情報: kazuh | 2006年8 月30日 (水) 01:12