昨年出会ったお酒で一番お気に入りの日本酒「小左衛門」。蔵人を招いて少人数での試飲会に参加させていただきました。
岐阜県は瑞浪市にある1702年創業の酒蔵・中島醸造。300余年の歴史がある蔵で「始禄 三百年」「小左衛門」が代表的銘柄。
現れたのは若い32才の杜氏。2000年頃に酒造りに目覚め取り組んだ銘柄が小左衛門とのこと。蔵の歴史は古いけれども小左衛門はまだまだこれからも磨かれていく銘柄だということだと思います。
この日は10種類ほどの小左衛門をいただきました。うすにごりのうすらひからスタートして酒米は山田錦・雄町・吟の精・美山錦・瑞浪米など。これに山廃、直汲、大吟醸などのバリエーション。米や造り方によって当然味は違うけれども根底に流れる小左衛門らしさは共通。少量・多品種も小左衛門の特徴。
山田は当然の旨さと安定感、好みは瑞浪米のぬる燗。酒造好適米ではない瑞浪米ですが地元の米に対するこだわりが産んだお酒。しっかり米の味がする旨口の酒。やはり夏でもぬる燗38℃まで少しだけ暖めて飲むと味も香りも開きます。
小左衛門素晴らしいお酒です。少量生産なのでどこでも飲めるわけではないのが残念。
最近のコメント