久々の更新。たまには書評でも。
陸上部に所属の高校生が主役のいわゆる王道の青春小説「一瞬の風になれ」。
暗黒小説を主食とする私には本来まったく手が伸びない分野なのですが、ちょっとした時間で読み始めたらとまらなくなり全三巻を一気読み。吉川英治文学新人賞・第四回本屋大賞・直木賞候補作という高評価にも納得です。
ストーリーは挫折と成長、淡い恋に友情と類型的。それでも引きこまれる。100mを10秒台でかけぬける世界を切り取って文章化。一気に主人公への感情移入してしまい短距離を走ることの爽快感すら感じます。リレーのシーンでは胸が熱くなる。登場人物が活き活きと躍動しています。
何を間違えたのか2月下旬にテレビドラマ化するらしいですが間違いなくつまらないはず。活字だからこその面白さがこの本に詰まっています。
誰が読んでも間違いなく面白い本としてお薦め。とても読みやすい文章。最近活字離れとなっている人でも改めて活字の面白さを感じるためのリハビリにもなります。
お!更新してる
一気読みするほどの面白さなのね。
ちょっと読んでみよっかな。
俺が最近読んだのは、遅ればせながら「容疑者Xの献身」
泣きました
投稿情報: MASA | 2008年2 月 3日 (日) 10:53
>MASA
さらりと復活です。ネタはたっぷりあります。
たぶんMASA好きだと思うよ。読んでみて。なかなか熱くなる。
投稿情報: kazuh | 2008年2 月 3日 (日) 16:45