「本棚を見るとその人がわかる」なんて言いますよね。私の本棚にはノワール(暗黒小説)がたっぷり・・・。ノワール小説というのはフランスが起源で、ノワール(noir)はフランス語で「黒い」とか「暗い」という形容詞のようです。暗黒街などを舞台にした陰惨なハードボイルド風犯罪小説というのがざっとした定義でしょうか。社会からはじき出された人が主人公として登場することが多く、殺伐としているのが特徴。
代表的作品としてはジェームス・エルロイの「ホワイト・ジャズ」「L.A.コンフィデンシャル」、ジム・トンプスン「ゲッタウエイ」(未読)などです。「ティファニーで朝食を」で有名なトルーマン・カポーティの「冷血」は犯人や被害者の心の奥底を冷徹な文体で表したノンフィクションノベルですが、私の中ではまさにノワール。日本人作家では「不夜城」で有名な馳星周が代表的作家です。常にハードカバーで買ってしまう作家の一人。スピード感溢れる文体と息もつかせぬ展開。暴力と人間の邪悪な熱情の中には真実があります。
ノワールにトライしたい方には「不夜城」がお勧めです。翻訳物でも平気な方はエルロイの「ホワイト・ジャズ」を。
俺は誰かさんに貸して頂いて以来、
荻原浩にハマッテおります。
軽妙な文体にメロメロ・・・
東野圭吾もよいね!
投稿情報: MASA | 2006年7 月 9日 (日) 22:36
>MASA
すっかりblogにはまっているね!怒られぬ程度で・・・・。
今日は半日音楽と読書で過ごしました。
ビジネス書以外ならどんなジャンルの本でも読むよ〜
またblogにて紹介いたしまする。
投稿情報: kazuh | 2006年7 月 9日 (日) 22:54