平成12年に四川省成都市飲食公司と正式調印によって生まれた「陳麻婆豆腐」の中国外につくられた店舗一号がお台場にあります。
140年前に四川省成都市にて陳婆さんによって考案された料理と言われている麻婆豆腐。陳建民が日本風にアレンジしたといういわゆる麻婆豆腐と最大の違いは花椒（山椒の同族異種）が効いていること。痺れるような辛さが特徴。
こちらの店では日本人向けに本場の70％程度の辛さで供されているようですが、それでもとにかく辛い。予想以上の辛さについついご飯が進みます。食べ終わる頃には汗びっしょり。でも辛みだけではなく、旨みと風味もしっかり。このあたりが癖になる要因でしょう。
しかし、以前食した開店当時に比べると味が落ちたような・・・。国内で支店が増えて調理人が変わったのかも。デックス台場小香港も閑散としてすっかり人気がなくなりましたが、この店の存続は大丈夫でしょうか。
お茶の水にあるおでんの有名店「こなから」を初訪問。
隠れ家のようなひっそりとした佇まい。民家のような入り口を入って、引き戸を開けるとおでん鍋を囲むように20席の掘りごたつのカウンター席が現れます。おでん鍋はぴかぴかに磨かれたひょうたん型の純銅の鍋。ＣＭにもたびたび使われるという土壁と黒板の趣のある店内。隣の人とは隙間無くぎっしりと座らされますが大声を張り上げて騒ぐような人もいなくて意外とゆったり楽しめます。
おでんは基本的に一品300円。調味料は塩だけという鯖節、鰹節、昆布、干し椎茸からとった出汁がとにかく美味い。30種類ほどあるおでんたねは全て手作りのようです。大根はもちろんながらつみれ・がんもが特に美味でした。お酒へのこだわりがいまひとつなのは残念。
おでんの季節の冬場にはとにかく予約が取れない店。これからの季節のほうが訪問しやすいと思います。新丸ビル・青山にも支店があるようですが、雰囲気を考えると本店がお薦め。
市ヶ谷駅からお堀沿いに五分ほど歩いたあたりにある、世界地球儀という名を持つブラッスリー「GLOBE DU MONDE（グローブ デュ モンド）」。カウンターとテーブルで15席ほどの小さな店ですが、この日のランチも軽く行列。
メイン（肉or魚）、前菜、デザート、パン、そしてコーヒーまたは紅茶が付いて1000円のお得価格。この日肉料理は鶏のコンフィ。パリパリの皮にふかふかの肉が美味い。見た目も華やかで美しい。
肩肘張らずに楽しめる安くて美味いブラッスリーのお手本のような店。
ワインも揃っていたし夜にも訪問してみたい。
有楽町ガード下にある10席ほどのカウンターだけの寿司屋「鮨大前」。積極的にお酒持ち込みＯＫの店です。ちょっと遠慮してビールの持ち込みを遠慮したらかえって叱られてしまいました。
この店の売りは鯖なので持ち込んだお酒はすっきり純米の愛知のお酒「蓬莱泉 可」。
合わせた鮨は鯖の巻物。鯖は刺身でもいただきましたが、とにかくたっぷり脂がのっています。このあたり好きずきは別れるところ。かわはぎの肝あえ等どの品もしっかり仕事がされています。
髪を後ろで結わえたマスターも良い味出てます。なかなか好きにオーダーさせてもらえないことが難点か。
近くに磯自慢を売っている店を見つけたので次回はこちらを持ち込みたい。
池袋駅から徒歩10分、六又交差点を過ぎて春日通りの左手にある10席ほどのカウンターだけの店。
こちらの焼き魚定食が美味い。ご飯、みそ汁、焼き魚、小鉢に漬け物としらすのふりかけといったシンプルな定食ですが、一品づつ素材選びから調理まで丁寧にされている印象。
この日は薄味仕立ての程良い塩加減でふかふかに焼かれた「縞ほっけ」を注文。つぶがぴかぴかでついついお代わりしてしまうご飯に、出汁が効いたしじみのみそ汁。程良い距離加減の接客も好い感じ。
心から幸せになる美味い焼き魚定食。池袋のすみっこにでもこんな良い店があります。
おとなの週末で激うま大賞トップに輝いた「手打ち蕎麦 主水」のすき焼丼。
牛のリブロースをメインにネギ・しらたき・豆腐に加え、こだわりの卵が乗っかるヴィジュアルはまさに期待大。割り下が少し甘めだったものの、ご飯に染みたタレと濃厚な卵の絡み合いが絶妙。リブロースはもちろんネギ・しらたきなど素材へのこだわりが感じられる一品。ボリュームもたっぷり。こだわりもあって確かに旨いすき焼丼ではあるが、大賞までの評価となるかはちょっと疑問かも。
同行者が頼んだ極上カツ丼はかなり旨そうだった。サクッとあがった庄内豚にとろとろの卵。上に乗った大葉を含めこれまた食欲をそそるヴィジュアル。こちらをいただきに近々再訪の予定。
お茶の水にある隠れた焼肉の名店「焼肉ランド マルタケ」。お茶の水駅から駿河台下方面に5分ほど歩いた場所に突然現れるピンクの看板が目印。丸椅子に加え、チープなテーブルにどんと置かれたガスロースター。昔ながらの正統ガツン系焼肉屋の佇まい。もちろん臭い＆煙対策はありません。ただし、肉へのこだわりは素晴らしい。
銘柄にこだわらずA5級の牛肉を取りそろえているようです。「上」がつくメニュー以外は全て1000円未満のお値打ち価格。
この日は店側でのオーバーブッキングのミスにつき時間調整となったため、全て肉をランクアップサービスしていただけました。
写真は上塩タン・上カルビ・上サーロインの三種。どれも肉厚、ジューシー、しっかりとした霜降りでがとろけるような柔らかさ。このサーロインが特に素晴らしい逸品、ステーキ然としたヴィジュアルからして魅惑的。
肉のボリュームとさしの多さに最後は少し胸焼け気味となってしまいました。
この店のお薦めは何と言っても正肉系の肉でしょう。希望の予算と量を伝えると店側で盛り合わせにしてくれるサービスもあるようです。
テレビでもよく紹介されるハンバーグ専門店「俺のハンバーグ山本」。店名のインパクトは十分。
ランチ時の訪問で軽く行列になっていましたが比較的回転は速いようです。
定番と思われる「俺のハンバーグ」をオーダー。自家製野菜ジュースにサラダ、みそ汁とご飯のセット。
ハンバーグは熱々の鉄板に乗せられて供されます。たっぷり200グラムほどのパテの中には生ハムに包まれたクリームソースが仕込まれていて二度美味しい。
デミグラスソースは八丁味噌と和風だしがブレンドされているようでご飯によく合う一品。国産牛肉はジューシーで美味い。
明太ポテト、ピンクのゆで卵、きのこなどとそれぞれ一工夫された付け合わせも嬉しい。
懐かしい感じがする昔ながらのハンバーグが食べたくなった時には俺のハンバーグがお薦め。
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